FreeBSD 2.2.6 Release Notes
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リリースノート
FreeBSD 2.2.6-RELEASE VERSION
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2.2.5 からの改良点は?
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カーネルの機能:
o SMC EtherPower II 10/100 Fast Ethernet card (SMC83c170 EPIC
チップベースの SMC9432TX) をサポートしました。
o DPT SCSI RAID コントローラをサポートしました (LINT を参照)。
o Plug and Play (PnP) を新しくサポートし、 PnP デバイスを (再)
設定できるようになりました。また、 PnP で認識したモデムを自動
的に (訳注: シリアルデバイスとして) 追加するようになりました。
o Luigi Rizzo による新しいサウンドドライバ (/sys/i386/isa/snd)
が追加されました。まだ MIDI はサポートしていませんが (MIDI を
使用するには古いサウンドドライバを使ってください) PnP サウンド
カードをとてもよくサポートしていて、たいへん設定しやすくなって
います (ただ一つのデバイスなのです) 。
詳しくは /sys/i386/conf/LINT を参照してください。
o Linux のエミュレーションがより良くなりました。 RealVideo 5.0
for Linux などのアプリケーションが動作するようになりました。
o ATAPI フロッピードライブ (LS-120) をサポートしました。
o psm、mse、sysmouse のドライバが改良されてマウスをより良くサ
ポートするようになりました。 moused(8) がさまざまなマウスの
``ホイール''をサポートするように修正されました。 PnP COM デバ
イススタンダードをサポートするマウスを自動的に認識するように
なったため、マウスのプロトコルの種類をコマンドラインで指定する
必要がなくなりました。
ユーザ領域の機能:
o popen() のライブラリコールが双方向パイプを使用し提供するように
なりました。
o /usr/src でのパラレル make をサポートしました。 world ターゲッ
トで (訳注: make のオプションの) -j<n> が機能します。これは特
に SMP マシンで有用です。
o tcpdump(1) ユーティリティが拡張されました。
o ldconfig -R (remove) のサポートが追加されました。
o pthread のサポートのさまざまななバグが修正され、機能が拡張され
ました。
o calendar(1) プログラムがより新しくなりました。
o KerberosIV が最新バージョンにアップデートされました。
o curses(3) のさまざまなバグが修正されました。
o IEEE754 適合へのさまざまな修正が libm(3) に加えられました。
o ドキュメントに大幅に手を入れ改良しました。
o NIS のコードをいろいろ改良しました。
セキュリティ面:
o /dev/io と mmap のセキュリティホールを修正しました。
o“LAND 攻撃”に対してより良い防御をするようにしました。
o さまざまなバッファのオーバーランを発見し、チェックを追加しまし
た。
o Pentium の“F00F バグ”を認識してハングアップ防止法をインス
トールするようにしました。
o srandomdev() サポートが -current からマージされて、ユーティリ
ティがこれを使うように改良されました。
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