Chapter 15 やっていいことといけないこと

Table of Contents
15.1 バイナリの strip
15.2 INSTALL_* マクロ
15.3 WRKDIR
15.4 WRKDIRPREFIX
15.5 OS の種類やバージョンの識別
15.6 __FreeBSD_version の値
15.7 bsd.port.mk の後に書くこと
15.8 付加的な文書のインストール
15.9 ディレクトリ構成
15.10 空のディレクトリの削除
15.11 UID
15.12 合理的な port
15.13 CC および CXX の尊重
15.14 CFLAGS の尊重
15.15 コンフィグレーション (設定) ファイル
15.16 フィードバック
15.17 README.html
15.18 Port に BROKEN, FORBIDDEN などの印をつける
15.19 その他諸々
15.20 困ったら…

このセクションではソフトウェアを port する上で、 良くある落し穴などについて説明します。 このリストを使ってあなた自身が作成した port のチェックはもとより、 PR データベースにある、 他の人が作成した port のチェックもできます。 あなたがチェックした port についてのコメントを バグ報告と一般的な論評にしたがって送ってください。 PR データベースにある port をチェックすることは、 わたしたちがそれらを commit するのを早めるとともに、 何をしているかをあなたが理解していることも証明します。

15.1 バイナリの strip

バイナリは特に必要がなければ、手動で strip しないでください。 すべてのバイナリは strip すべきですが、 INSTALL_PROGRAM マクロがバイナリのインストールと strip を同時に行います (次節をご覧ください)。

ファイルを strip する必要はあるものの INSTALL_PROGRAM マクロを使いたくない場合は、 ${STRIP_CMD} でプログラムを strip できます。 これは、多くの場合 post-install ターゲット内で行われます。たとえば

post-install:
    ${STRIP_CMD} ${PREFIX}/bin/xdl

インストールされた実行形式がすでに strip されているかどうかは file コマンドで確認できます。 ``not stripped'' と表示されなければ strip されていることを示しています。 さらに、strip(1) はすでに strip されたプログラムは strip せず、問題なく終了します。

FreeBSD ports システムに関する質問は、(英語で) <ports@FreeBSD.org> へ、
この文書の原文に関するお問い合わせは、(英語で) <doc@FreeBSD.org> までお願いします。